グラファイターの安全性

水耕栽培では、使用する農業用水や養液中に植物に対する病原菌(例えば、ピシウム菌や疫病菌、ラルストニア菌など)が混入して感染が起こった場合、栽培物が全滅することも珍しくありません。
病原菌の感染後に栽培物を救う方法は農薬を使う以外にはほとんどありませんが、農薬を使用することにより、必ずしも安全安心を謳えなくなってしまいます。
また、感染した場合には感染を拡大させないように、養液を捨てることになりますが、生態系などへの影響を含めた環境汚染が懸念されます。

感染を防ぐことが重要であると考え、グラファイターという無機銀系抗菌剤を使用して『農業用の水や養液を農薬を使わずに除菌するシステム』の研究開発を進めることに致しました。
開発した無機銀系抗菌剤『グラファイター』は、ピシウム菌の遊走子に対して非常に強い除菌作用を示しました。

病原菌による発病リスクは、水や養液中に存在する菌密度によって異なり、密度が1Lあたり5ヶ以下であればほとんど発病しないことが確認されました(岐阜県農業技術センターとの共同研究にて)。
つまり、万が一、菌が混入しても、我々の開発した除菌システムを使用して菌密度を低下させれば、発病することな農薬も使用することなく、収穫につなげることが可能となるのです。

 また、養液の除菌が出来れば養液のリサイクルに繋がり、環境にもお財布にも優しいことになります。
つまり、安全で、安心な無農薬栽培を行う事で、植物にも環境にも優しい物づくりとなります。
食の健康は、安心して口に入れることができる生産設備からで、弊社はそのお手伝いを行っていきます。